TMO「株式会社まち工房たなぐら」
株式会社 まち工房たなぐら
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まちこ瓦版
Vol.11〜17
Vol.01〜Vol.10
Pick Up
column #8「ごはん」

 「ごはんですヨ」といって出てくるものは、時にパンだったり麺だったりすることがあります。「ごはん」は食事の総称なんですネ。私の年代ですと「ごはん」と言えば何といってもお米であり、毎日食べてもけっしてあきず、2〜3日食べられなかったりしたらもう大変です。
 しかし、最近のお米ばなれはけっこうすごくて、この30〜40年位で消費量は半分位になってしまったそうです。
 先日、たまたまテレビでこの消費拡大の問題を小学生に問うておりました。その解答が面白い。「たくさん炊くこと!」と低学年の男の子は大きな声で自信たっぷりに答えていました。「それもそうだけど・・・おいしくなきゃ。」と高学年の別の女の子の反論もあったりして興味深い。どちらも「もっともだ」と子供の意見でしたが感心してしまいました。
 ドラエモンの声で有名な大山のぶ代さんは料理上手としても知られている方ですが、お料理のコツに、かたづけながらすること、最初にお湯をわかすこと、そして御飯はたくさんたいて粗熱をとってうまい状態で一食分ごとに冷凍すること。
 確かにごはんはこの方法だと、チンすればいつでも炊きたて状態で美味しく食べられる。そういえば、ある料理家も自炊を続けるコツにごはんを“炊かない”と書いているのを読んだことがある。大山さんと逆の話にも思えるが、食事のたびに1回1回炊くことが自炊の障害になると考えれば、ごはんを買ったり冷凍保存しておくということが、ごはんを炊くという最大の障害を乗り越え、自炊を続けられるようになるというのだ。
 ということがわかると小学生の子どもたちの答えは的を射ているということになる。
 いずれにしても、“ごはん”にいつまでもステキな響があることを願う私です。


連載コラム ちょっとよりみち
棚倉町 歯科医師 塩田 博文(まちづくり情報部会 所属)
第1回 いつかきた「まち」
第2回 「幸せを感じる時」
第3回 「旅は人情」〜やっぱり「人」だない〜
第4回 「希望という名の豊かさ」
第5回 「私が生まれたところ」
第6回 「お嫁にきたいまち」
第7回 「うまい 安い 早い」
第8回 「ごはん」
第10回 「商心得」
第11回 「ゆでたまご」
第12回 「結い」の中で学ぶ道徳心、そして「まちづくり」


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