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column #12 「結い」の中で学ぶ道徳心、そして「まちづくり」 |
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教育改革の中で、「道徳心」という言葉が出てきました。
この言葉にはある種のアレルギーがある方がいるかもしれません。また、国を愛する気持ちを愛国心、さらに訳してナショナリズムという表現にすると、ある年代の方には、特別の響きに聞こえるかもしれません。
今はそうではなくて、ただ素直に「日本大好き。だって誇れる国だもん」と言うことが大切なのではないでしょうか。誰しも、誇れる日本、母国であってほしいと願っていると思います。そういう思いは「道徳心」の中からも生まれてくると思うのです。
子供だけではなく、社会全般に「規範」が見失われている現代において、日本人が背筋を伸ばして生きる大事な「背骨」になると確信しています。
昨今のサッカー日本。彼らを応援しながら、日本人を強く意識した方は多いのではないでしょうか。スポーツはもちろんのこと、さまざまな意味で誇れる日本になりたいものです。今の子供たちにその心を芽生えさせ育てるいくつかの方法の中で、学校では「道徳教育」があり、社会においては大人たちの横のつながり、連携である「結い」があるのではないでしょうか。近所づきあいもなくなりつつある今、昔の「結い」の良いつながりを、もう一度よみがえらせるべきだと思います。
さて、「まちづくりの中で、もっとも大切なことは?」と問われたら、「人と人とのつながり」と、私は答えます。このつながりは、「心」や「物」の豊かさにつながる原点であり、まちづくりでもう一つ大切な、「人づくり」も、もちろんこの中から生まれるからです。 |
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