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「オ、うまいな」と思った。
3泊4日の出張から帰り、ほっとして飲んだお茶がなぜかうまい。旅先のホテル、特に都会のホテルで飲むお茶はどこもいまひとつということもあってか、我家のお茶は最高。
やっぱりホテルの例のティーパックはうまくないんだなと思いながら「うちのお茶はうまいね」と家内に言ったら、なんと驚くことに「ホテルから持ち帰ったティーパックよ」という返事が返ってきた。これを聞いて、味もわからず、うまい、まずいを言っている自分がしみじみ情けなくなった。
でも、それでも明らかに今飲んでいるお茶はとにかくうまかった。愛妻の深い愛情のせいなのか?
実は…残念ながらそうではない。そのわけは水である。私達が住んでいるこの地域の水がうまいからお茶がうまいのだ。これに気付いたのは、以前東京のホテルで二日酔いの朝、前日に飲み残したミネラルウォーターをわかして入れたお茶を飲んだ時のうまさを思い出したからだ。
うまい水を飲んで毎日暮らしていると、そのありがたさに気付けないのですが、実は私達はいい水に恵まれた幸せな環境の中で暮らしているのです。
そういえば大阪から来た方に、「ミネラルウォーターのお風呂に入っているのと同じですね」とうらやましがられたり、また移り住んできた方に「ここは米も野菜も最高にうまい!」と絶賛されたりと、当地の水の良さを再認識されることがしばしばあります。
私達は幸せな環境で暮らしていることに気付かずに、ちょっと不満を感じたりしているけど、ほんとうは「感謝しなければ!」と一杯のお茶で、実感したひとときでした。 |
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