近年の地方中小都市を取り巻く社会経済的環境は、極めて厳しい状況にあります。
特に中心市街地の疲弊は甚だしく、地域生活の実質的中心が無くなりつつあり、このままでは我が町においてもふるさと棚倉として在り続けるための実質が無くなってしまいかねません。
こうした中、平成十三年三月、棚倉町は「中心市街地活性化基本計画」策定、平成十四年三月に棚倉まちづくり事業計画策定調査をとりまとめたました。これらは魅力あるまちづくりを実現する上で、大きな期待が寄せられております。
この将来像を踏まえ、まちの顔にふさわしい、賑いと活力のある中心市街地を再構築していくためには、町民、商業者、行政がそれぞれの枠を超えたまち全体としての取り組みが必要であり、官民一体となった連携機動的な「まちづくりに係る事業実施主体」の確立が求められます。
その具体的な実施手法として、民間主体でまちづくりを担う組織を立ち上げようという意見から、具体的形態として「株式会社」を選択いたしました。
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この会社の業務は、商業などの都市機能の強化に加え、まちづくりの観点から「地域産業の健全な発展と城下町らしさに応える事業」を基本にし、町民が誇りを持って暮らせる棚倉町をつくるために行政との役割分担の下に、町民の方々と共に行うことにあります。
この「まちづくり会社」の活動に当たっては、様々な方々の御助力ご支援が必要です。
また、この経営に当たっては、困難も予想されますが、広域合併を控えた今日、特色ある民間サイドでの取り組みをしていかなくては、将来に禍根を残します。
いまこそ中心市街地の再構築が必要なのです。
多くの方に興味を持って頂き、積極的にまちづくりに参加していただくことを願っております。 |